コミュニティ運営ラボ オフ会レポート|『メンバーの巻き込み方』と『疲弊しない組織化』を語り合った4時間

カメラマン、エンジニア、サイト制作、AI・新規事業、腸活の専門家、父親コミュニティ。
並べてみると共通点がなさそうな顔ぶれですが、2026年7月16日、この7名のコミュニティ運営者が水道橋に集まりました。コミュニティ運営ラボのオフ会です。

正直、始まる前は「ジャンルが違いすぎて話が噛み合わないかも」と少しだけ心配していました。結果は真逆でした。「話し出したら止まらない」そんな4時間でした。 扱っているテーマは全然違うのに、悩んでいることが驚くほど同じだったんです。しかも、違うジャンルだからこそ「その悩み、うちの強みで解けますよ」という答えが返ってくる。 メンバーの巻き込み方、運営が疲弊しないための組織化、そして協業の可能性まで。当日の様子と、参加者の声をお届けします。

オフ会の集合写真
当日の集合写真。ジャンルもフェーズもバラバラな7名が集まりました。
開催概要
開催日時
2026年7月16日(木)11:00〜15:00
会場
水道橋 レンタルスペース
参加人数
7名(コミュニティ運営者)
主催
コミュニティ運営ラボ

参加者が運営しているコミュニティ

参加者が運営しているコミュニティは、こんな顔ぶれでした。

規模もフェーズもバラバラ。すでに大きく育てている方もいれば、テストマーケの段階の方も、運営を始めたばかりの方もいました。

当日のスケジュール

自己紹介
交流タイム
昼休憩
交流タイム
終わりの挨拶

今回は初顔合わせの方も多かったため、あえて雑談メインの構成にしました。いきなり講義やワークをしても、お互いの人となりがわからないままでは、踏み込んだ相談は出てきません。 まずは「この人になら話せる」という関係をつくることを優先した4時間です。

会場となった水道橋のレンタルスペース レンタルスペースのキッチンカウンター
会場は水道橋のレンタルスペース。ソファ席もある、話しやすい雰囲気の場所でした。

これが大正解で、自己紹介の時点でもう「それ、うちも同じです!」があちこちで飛び交うスタート。 雑談タイムに入ると、名刺交換して終わりではなく、それぞれが抱えている生々しい悩みが次々とテーブルに乗っていきました。

お昼は、せっかくの水道橋・後楽園エリア。東京ドームを横目に、街を散策しながら「どこか良さそうな店ないですかね」とみんなでぶらぶら。そうして見つけた中華料理屋に、そのまま飛び込みました。

円卓を囲んでの食事は、もはや第2の雑談タイム。料理をシェアしながら「で、そこ実際どうやってるんですか?」という一番聞きたかった話が飛び交い、ここが実質的な交流のピークだったかもしれません。 お腹も知見も満たされて会場に戻り、後半戦へ。

飛び込んだ中華料理屋の定食メニュー 中華料理屋でいただいた定食
街を散策して見つけた中華料理屋へ。円卓を囲んでの食事は、第2の雑談タイムになりました。

気づけば15時。参加者からも「4時間あっという間でした!」という声をいただきました。

当日、どんな話をしていたのか

雑談とはいえ、中身は極めて実践的でした。特に盛り上がったテーマを4つ、ご紹介します。

1. メンバーをどう巻き込んでいくか

「コンテンツを用意しても、運営が一方的に配信するだけになってしまう」——多くの運営者が通る壁です。

この日シェアされたのは、積極的に参加してくれている人に、まず価値を返していくという考え方。 声を上げてくれる人が報われる場になれば、その人が次の人を巻き込んでくれる。逆にここを放置すると、発言する人が損をする空気になってしまう。規模を大きく育てている運営者の実感がこもった話でした。

2. 運営だけが頑張りすぎて疲弊しないための組織化

そしてもう一つが、「運営者が倒れないための仕組み」の話。

コミュニティ運営は、気づけば一人にタスクが集中しがちです。実際、参加者の中にも「役割分担ができておらず、進みが遅い気がする」という悩みを抱えている方がいました。

すでに大きな規模を運営している方の具体的な仕組みが惜しみなく共有され、全員がメモを取る手が止まらない時間に。 「一人で抱えない方法」を、経験者から直接聞ける。これがこの場のいちばんの価値だったと思います。

3. 「それ、うちと一緒にできませんか?」——協業の可能性

ジャンルはバラバラ。なのに、話しているうちに親和性の高い組み合わせが次々と見つかるのが今回いちばんの驚きでした。

カメラマンコミュニティと父親コミュニティ。腸活の専門家とサイト制作。エンジニアとAI・新規事業。 一見つながらなさそうな組み合わせでも、「その悩み、うちの強みで解けますよ」「うちのメンバー、それ得意な人ばかりです」という会話が自然に生まれていく。 お互いの強みを持ち寄れば、足りない部分を補い合える——アンケートでも、この可能性に手応えを感じたという声がはっきり出ていました。

今回だけで、すでに「一緒に何かやりましょう」の芽がいくつも出ている状態。ここから何が生まれるのか、運営としても本当に楽しみです。

4. 他者の視点が、そのまま「次の施策」になる

もうひとつ、アンケートで多く挙がったのが「自分のコミュニティに対する運営のヒントが得られた」という声です。

自分のコミュニティのことは、自分がいちばん考えている。でも、だからこそ見えなくなる。 そこに他ジャンルの運営者が「それ、○○してみたらどうですか?」と一言投げ込むと、「あ、その施策うちでもできそう」と急に道が開ける。この日、そういう瞬間が何度もありました。

「地域のママコミュニティのオープンチャットが活用できていないことを相談したら、いろんなアイデアをいただけたことがありがたかったです。」
「様々なジャンルの方が集まるので、自分のコミュニティの分野に対して俯瞰の意見をくださるので、新たな発見もできるなと思いました。」

悩みを持ってくれば、必ず誰かがアイデアを返してくれる。持ち帰れるのは知識だけでなく、明日から動かせる具体的な施策でした。

参加者の声

参加者同士の交流・つながりの満足度
9.5 / 10
回答いただいた全員が9点以上。「つながり」という点では、狙い通りの場になったようです。

いただいたコメントから、とくに印象的だったものを抜粋してご紹介します。

「4時間あっという間でした!それぞれ異なる分野のコミュニティだからこそ、お互いの強みを活かして足りない部分を補い合える。そんな協業の可能性を大きく感じた、学びの多い時間でした。これからどんな新しい価値を生み出せるのか、とても楽しみです!」
「楽しい企画をありがとうございました!色々な取り組みをされている方がいてとても参考になりました。こうやってコミュニティのことをしっかり考える時間を取ることは大事だと感じました。」
「実際に大きい規模のコミュニティを運営されている方のメンバーの管理方法を知れた。イベントを行う際の決済方法など。コミュニティ成功の秘訣(積極的に参加している人に価値を与えていく)。」
「運営初心者にとっては、交流を楽しみながら知見を広げることのできる良い場所だと思いました。」
「継続的に参加したいと思いました。」/「楽しかったですー!」/「人との繋がり(最も価値を感じたこと)」

「楽しかったですー!」の一言、うれしかったです。そして「継続的に参加したい」「協業が楽しみ」——こう言ってもらえるのが、この場を続けている理由そのものだと感じました。

共有された「運営の悩み」

雑談タイムで出てきたリアルな課題も、そのまま載せておきます。同じところで悩んでいる方も多いはずです。

新メンバーの定着

まったく別のコミュニティから、独立して同じ悩みが挙がりました。コミュニティが一定規模に育つと、必ず通る道のようです。

顧客・決済情報の管理

チームの役割分担

次回への要望

要望内容
事例シェアコミュニティ内で満足度の高かった取り組みのシェア/各コミュニティの中身を実際に見てみる
公開添削会各参加者のコミュニティHP・公式LINE・Instagram・LPなどの公開添削会
AI活用AIを活用したコミュニティ作りについて
交流企画日本酒交流会

「他のコミュニティの中身を実際に見たい」「自分の導線を公開添削してほしい」——なかなか踏み込んだ要望が並びました。 ここまで言い合える関係になれているのは、うれしい限りです。(日本酒交流会、やりましょう)

今後の活動について

勉強会を開催します

アンケートでいただいた要望をもとに、コミュニティ運営者向けの勉強会を開催します。予定しているテーマはこちら。

まさに今回のオフ会で「知りたい」と声が挙がったところから。参加者の悩みがそのまま次の企画になっていく、そんな流れをつくっていきます。

月1回ペースで継続していきます

今後も月1回を目安に、継続的に活動していきます。オフ会も勉強会も、単発で終わらせません。 回を重ねるほど「あの人が言っていたやつ、試してみました」という報告が増えていく——そんな場にしていきたいと思っています。

おわりに

今回の交流満足度は、平均9.5点。「4時間があっという間」「継続的に参加したい」という声もいただきました。

今回はっきりしたのは、ジャンルの違いが弱点ではなく、いちばんの強みになるということ。 腸活とエンジニアと父親コミュニティに共通の「答え」はありません。でも、共通の「問い」はあります。 新メンバーをどう迎えるか。盛り上がっている人にどう報いるか。運営が疲弊しないためにどう組織をつくるか。

この問いを、それぞれ別の角度から解いてきた人同士が話す。すると、自分の枠の外から答えが飛んでくる。 「その施策、うちでもできそう」が生まれ、さらには「一緒にやりませんか」まで話が進む。親和性のある方が多く、協業の可能性を強く感じた一日でした。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。次回もお楽しみに!

※本レポートは参加者アンケートのうち、公開の同意をいただいた回答をもとに、お名前を伏せて構成しています。

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